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ばね指について②ノーマンズランドとは?ばね指が“治りにくい”と言われる理由

  • 執筆者の写真: yuzusekkotsuinsait
    yuzusekkotsuinsait
  • 2025年10月22日
  • 読了時間: 3分


昨日の記事で、指が「カクッ」と引っかかる**ばね指(弾発指)についてご紹介しました。

今日は、そのばね指と関係の深い部位――「ノーマンズランド(No man’s land)」**についてです。


この場所は、医療の世界でも「手を出したくない場所」と言われるほど、治療が難しいエリアです。

なぜ“ノーマンズランド”と呼ばれているのか、ばね指との関係についてお話します。



ノーマンズランドとは?


「ノーマンズランド」とは直訳すると、“誰の土地でもない場所”という意味です。

もともとは戦争用語で、どちらの陣営も立ち入れない危険地帯を指す言葉でした。


医療の世界では、手のひらの中ほど(中手骨のあたり)にある、手を握る時に良く使う腱の通り道を「ノーマンズランド」と呼びます。

この部位は、次のような特徴を持つため、外科的にも非常に扱いが難しい領域とされています。


  • 腱、腱鞘、神経、血管が密集している

  • 手術時に損傷や癒着(動かなくなる)が起こりやすい

  • 手の機能を保ちながら治すのが難しい


そのため、「誰も簡単には手を出したがらない」=ノーマンズランドと呼ばれるようになりました。



ばね指との関係


ばね指は、手のひら側の**A1プーリー(腱鞘の入り口部分)**で起こる炎症です。

実はこのA1プーリーが、まさにノーマンズランドの一部に位置しています。

このエリアでは、、、


  • 腱と腱鞘の摩擦が強く起きやすい

  • 炎症が慢性化しやすい

  • 血流が少なく、回復が遅い

    といった特徴があるため、一度痛めると治りにくく・再発しやすいのです。



医療現場での「やっかいな場所」


ばね指がノーマンズランドで起こるということは、治療する側にとっても慎重さが求められます。


中には、次のように話す方もいます。


・治っても再発することが多く、患者さんから治ってないと言われてしまう。。

・手術をしても癒着や可動域制限が残りやすい。。


このような背景から、医療現場では手術を安易に勧めないこともあります。

つまり、ばね指は「やっかいな場所に起こる、繊細な疾患」なのです。



改善のためにできること


ノーマンズランドに関係するばね指は、早期の対処と再発予防が鍵になります。


  • 手や指を使いすぎないようにする

  • 手を温めて血流を促す

  • 腱の滑走を改善するストレッチやリハビリを行う

  • 前腕の緊張を和らげ、指への負担を減らす


接骨院では、腱や筋肉の動きを整えながら、再発を防ぐための生活指導やセルフケアを行います。

症状が軽いうちにケアを始めることで、手術を避けられるケースも多く見られます。



まとめ


ノーマンズランドとは、手のひらの中ほどにある、解剖学的にも治療的にも非常に繊細な部位のことを指します。

ばね指がこの場所に起こるため、治りにくく、再発しやすい特徴を持っています。


しかし、正しい知識と早期のケアで改善は十分に可能です。

指の引っかかりや痛みが気になる場合は、早めにご相談ください。


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〒330-0071

埼玉県さいたま市浦和区上木崎6-17-2 上木崎6丁目ビル1F

電話:090-9310-4991

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